小平ふるさと村で親子郷土学習「柏餅作り」
昔懐かしい空間で小平の歴史に触れる
小平ふるさと村で開催された親子郷土学習「柏餅作り」に小学1年生の娘と参加してきました。
(食いしん坊親子にぴったりの催し!)
ふるさと村の目の前を通ったことはあったものの、中に入るのは初めて。
一歩足を踏み入れるとそこはのどかで優しい時間が流れています。
藁葺き屋根のどっしりした建物のそばでベーゴマや竹馬で遊ぶ子どもたちの姿に、ほのぼのとした気分になってきました。
早速、江戸時代の古民家の中で柏餅作りが始まります。
柏餅の作り方
①あんを等分し丸めておく。
②上新粉にお湯を注ぎながらよくこねる。
③耳たぶくらいの柔らかさになったら等分し、丸めて伸ばす。
④あんを包みしっかりとつまんで閉じ、柏の葉に包んで20分位強火で蒸す。
粉の状態を見ながら熱いお湯を注ぎ、気をつけて手早くよくこねます。
娘も「お母さん私やるから!」と小さな手でせっせと生地を練ったり餡を包んだりなかなかいい調子です。
「真ん丸じゃなくて、ちょっと長い丸にするんだよ~」と手の平で伸ばしながら生地を破いてしまったのは私の方。慌ててこっそり修繕します。
小平郷土研究会食文化部会のボランティアスタッフの方に丁寧に教えていただきながら、私たち親子もなんとか形にすることができました。
蒸し上がりを待つ時間、小平市文化振興財団ふるさと村担当係長の男澤さんに園内の水車小屋などを案内していただき、小平の歴史について教えていただきました。
小平の歴史
○小平は水に乏しく、玉川上水が引かれるまではあまり人の住んでいない土地だった。
○瑞穂から田無までの間に宿場町が無く、行き倒れる人もあったため馬宿の役割を果たすことが土地の開拓の条件だった。
○また米もほとんどとれず小麦が収入源だった。その小麦を加工するために水車がいくつか作られた。(小平の粉文化)
○このあたりは将軍家の鷹場でもあったため、音の出る水車小屋を作るのには制限があった。
などなど、小平歴がまだ浅い私には初めて聞くことばかりでとても面白いものでした。
お話を聞いて今も小平を流れる用水路に興味が湧いてきました。
さあ、そうこうしているうちにお待ちかねの実食タイムがやってきましたよ。
端午の節句に柏餅
ところで端午の節句に柏餅を食べる意味を知っていますか?
柏の木は厳しい冬を乗り越えて、次の新しい葉が出るまで枯れた葉が落ちないという特性があります。
ここから「未来永劫続いていく、代が続いて子孫繁栄」という意味の縁起ものとされこどもの日に食べられているそうです。
今回使った柏の葉は、ここふるさと村の園内でとれた貴重な葉でした!
柏餅を食べる由来を聞いたり、鯉のぼりの歌を歌ったりしながら皆で和気あいあいといただきます。
自分たちで作った出来立ての柏餅は柏の葉の香りがふわっと広がり、大満足の味わいでした。
3月には同じく小学生親子対象の「ゆで饅頭作り」があるそうです。美味しくて楽しい親子体験、いかがですか?
ふるさと村では他にも紙芝居、七夕飾り作り、こども将棋教室、もちつき体験など季節毎に子どもとともに楽しめる催し物が予定されています。
場所は小平駅と花小金井駅のちょうど中間あたり。グリーンロード散歩を楽しみながら、ぜひ気軽に足を運んでみてくださいね。
入園は無料です。
ブルーベリーを使ったお菓子など小平の特産品の販売もありますよ♪
私は次は一日限定50食の小平糧うどんを食べてみたいです!
※催し物については事前予約が必要なものもありますのでご確認ください。
(親子郷土学習の対象は小学生親子、事前に市報に募集が掲載されます)
※小平糧うどんにつきましても、営業日が限られていますので小平ふるさと村のホームページでご確認ください。
詳細情報
名称 | 小平ふるさと村 ホームページ |
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地図 | |
住所 | 〒187-0004 東京都小平市天神町3丁目9番1号 |
電話番号 | 042-345-8155 |
FAX番号 | 042-345-9951 |
営業(開業)時間 | 10:00~16:00 |
休業日 | ○月曜日および第3火曜日(祝・祭日にあたるときは翌日) ○祝・祭日の翌日(土・日曜日にあたるときは開園) ○年末年始(12月27日~翌年1月5日まで) |
駐車場 | 障がい者用以外の駐車場はありませんので、徒歩又はバス等でご来園ください。 |
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