【閉店】「自家焙煎コーヒー アヒルのうたたね」でほっと一息。
子育て中にイラっとしたとき、気持ちをクールダウンしたいとき、
コーヒーの力を借りてちょっと一息……に救われることってありますよね。
かくいう私(筆者 ※6歳女子、4歳男子の母)も、子どもが生まれてからコーヒー摂取量が増えたひとり。
赤ちゃんを抱っこしながら、眠ったすきに駆け込んだ「スター〇ックス」や「タリー〇」で飲んだラテの味は、
それまでとは一味も二味もおいしく感じたもの。そのひとときは、至福でした♡
そんな時間を過ごしたいときにおすすめしたいのが、
一橋学園から徒歩5分、学園坂商店街の北端にある「自家焙煎コーヒー アヒルのうたたね」です。
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飲みやすさを追求した自家焙煎コーヒーには
授乳中のママにうれしいデカフェも
「アヒルのうたたね」には、朝10時の開店早々から地元の常連さんたちがやってきます。
どこか懐かしい昭和レトロな雰囲気の店内に漂うコーヒーの香り……
この心地よい空間で気持ちをリセットしてから1日をスタートさせることを日課にしている方、
ご近所さん同士のたわいないおしゃべりを楽しみにしている高齢の方も。
昼間は、ベビーカーや抱っこで小さな子を連れてママがひとりで休憩する姿もよくみられるとか。
2018年春のオープン以来、すでに地域に愛されるくつろぎの場になっているようです。
店長の鈴木仰さんは美大を卒業後、カフェに就職。
コーヒーの焙煎は、インターネット動画で独学で覚え、趣味として自宅で楽しんでいました。
「自家焙煎のお店をやりたい」という思いをオーナーに話したことがきっかけで、
トントン拍子でカタチになったのが「アヒルのうたたね」。
この場所は偶然にも、以前焙煎所だった物件。不動産屋さん経由で以前の借主を紹介してもらい、
その方を訪ねて焙煎機の使い方などのノウハウを教わったといいます。
「そのとき言われたのは、経験を積むしかないということ。コーヒー豆をいっぱい焼いて、
いっぱい失敗もして……回数をこなすことで、どんな焼き具合ならその豆の個性を生かせるかがわかってきました」
カフェインが気になる授乳中のママでも安心して飲めるのが「デカフェ」。
コーヒー豆を水に浸してカフェインを除去しているデカフェの豆は、ほかの豆に比べて黒っぽく、
少し独特の香りがあるのが特徴。焼き時間はやや多めに、深煎りに焙煎します。
どんな豆も飲みやすく、甘みやコクが感じられるようにいれるのが「アヒルのうたたね」流。
「お湯の温度は85度が適温。高すぎると、酸味や苦みが出てしまうんですよ」と鈴木さん。
……私、グラグラと沸騰したてのお湯がいいのかと思っていました。
(だから同じ豆を買って帰っても家でいれると苦かったんだ!)
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コーヒーと相性抜群!
「自家製どら焼き」は毎朝手作り
「この辺りでどら焼きを食べられるところなくなっちゃったから…」
とご年配のお客様からもよろこばれているのが「自家製どら焼き」(200円)。
タイミングがよければ焼き立てが味わえます。
あんこはコーヒーとの相性もぴったりだと鈴木さん。
「小豆は毎日お店で炊いています。お砂糖もきび砂糖のみを使用して、まろやかで優しい甘さに仕上げています」
コーヒーのおとも、スイーツは学園坂商店街の「タウンキッチン」出店者の焼き菓子が食べられますが、
ほかにもメニューを増やすべく、レアチーズケーキを試作中だそう。完成が楽しみです。
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ほどよい距離感が心地よい接客。
パパ目線の子育てトークもできそう
当初はコーヒー豆の販売をメインに想定していたという「アヒルのうたたね」。
オープンしてみるとカフェ需要が意外と高く、
少しずつ客席を増やすなど店内の模様替えを重ねてきました。
「店員とお客さんとして、“接客している”という感覚はないんです。
ご近所の人と思って接しています」
こうした自然体のやりとりが、このお店の心地よい雰囲気を生み出し、
ファンを確実に増やしています。
そんな鈴木さんも、私生活では愛息子が1才になったばかり。
「自宅までは自転車で20分。19時の閉店後はすぐに飛んで帰ります。
それまでは妻が大変だから、早く帰ってきてと言われているので」
という良き夫、良き父親。
お店に来る子ども向けのドリンクにもこだわりがあります。
「りんごじゅーす」は濃縮還元ではない100%ストレート果汁。
密閉搾りという酸化しない製法で搾ったものを仕入れています。
「喫茶店としての使いやすさを追求していきたい」
「このお店の運営を継続していくこと、そのためにも新たにスタッフを入れることが課題」
「美大で学んだモノ作りのスキルをいかして、木のコーヒーメジャースプーンを作ったりもしたい。
いずれ少人数でコーヒーのいれ方講習会もやりたい!」
……お話をうかがっている間にも、これからのアイデアが次々に出てきました。
今後も変化し続ける「アヒルのうたたね」。
子どもがうたたねしている間に、至福のコーヒータイムを味わってください。
※子連れでももちろんOK!
りんごじゅーすのほか、ミルク(ホット・アイス)もあります。
詳細情報
名称 | 自家焙煎コーヒー アヒルのうたたね ホームページ |
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地図 | |
住所 | 〒187-0043 東京都小平市学園東町1-16-2 ラベンダーハイム店舗5号室 |
電話番号 | 042-312-3970 |
営業(開業)時間 | 10:00~19:00 |
休業日 | 月曜日 |
駐車場 | なし |
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