
いやなが保育園【認証保育所】
まるで実家のよう!子どものための快適な空間
いやなが保育園は、学園東小学校にほど近い、閑静な住宅街の中にあります。
入り口横には、その日の園児たちの様子や保育園からのお知らせ、給食のメニューが貼られたかわいい掲示板が。
初めて訪れても、何だかほっとできる雰囲気です。
実家のように親しみやすいたたずまいのいやなが保育園。
それもそのはず、元々は園長の宮田先生が生まれ育ったお宅だったのだそう。
民家から保育園へと改装するにあたり、大工さんとの打ち合わせが綿密に行われました。
―――塀は鉄筋で補強され、防犯上周囲より高く設置。内側はやわらかい素材に
―――ゴムチップ舗装の庭や砂場、夏には水遊びができるウッドデッキがあり、園内でも外遊びができる
―――耐震補強済みの建物の中は、床暖房完備。トイレ横にはおしり洗い用の水道も設置
など、子どもたちが安全で快適に過ごせる工夫がたくさん!
もちろん掃除も行き届いていて、清潔感があります。おもちゃ類の消毒にも気をつかっているそうです。
園長先生は4人の子育て、幼稚園教諭としての経験も
優しい笑顔で出迎えてくださった宮田先生は、4人のお子さんのお母さん。
以前は東京都の公立幼稚園教諭として10年勤務されていました。
近くの保育園で長年保育士をされていたお母さまが平成13年にいやなが保育園を立ち上げ、そのタイミングで宮田先生もいやなが保育園で勤務することになりました。
平成17年にはお母さまから園長を引き継ぎ、現在に至ります。
さらに宮田先生は、家庭相談士、離婚カウンセラーとして、保護者の悩み相談に乗ったり、自宅では年1~2回ホームステイを受け入れて、海外の高校生と交流したりもしているそう。
まさに子育てのエキスパートですね!
きめ細やかな保育を家庭とともに
いやなが保育園では、手間を惜しまず、子どもの自主性を育むよう家庭と協力して保育に取り組んでいます。
子ども一人一人に動物や乗り物といった自分のマークがあり、持ち物と、上着掛けや棚などに付けられているので、小さな子どもでも「自分のもの」と一目でわかります。
靴や靴下なども自分で履けるよう、あえて大人は手を出さず、コツを教えて励ましながら根気強く見守っています。
「お子さんと触れ合う時間にあててもらいたい」との思いから、持ち物や行事など家庭に負担を強いるものはなるべく少なくしているということです。
そのため、保護者会や参観日は設けていませんが、人形劇の観劇会など希望すれば保護者も参加できる機会を作っています。
また、こちらの保育園は2歳で卒園となりますが、次に入園する園には宮田先生が写真持参で引き継ぎをされているそうです。
転園の際の不安が和らぐ、うれしい心配りですね!
雰囲気を大切に
0、1、2歳児それぞれ担当の先生はいますが、先生同士のコミュニケーションは密に取られており、他の年齢の子どもたちともまるで大家族のように関わっています。
園で大切にしているのは、「丁寧な言葉で話す」「物を大事に扱う」ということ。
園長先生は、入園の際に子どもたちの名前の由来を聞き、その想いを込めて子どもたちの名前を呼ぶようにしているといいます。
穏やかな雰囲気作りを心がけているのが伝わってきます。
地域との関わり
園の帽子の色がオレンジであることから、園児たちは「オレンジーズ」と呼ばれて地域の方たちに親しまれ、交流も盛んです。
近所で活動している方に絵本を読み聞かせてもらったり、デイサービスや郵便局を訪問したり。
時には電車に乗って、人形劇の観劇会でもつながりのある方々が開いている手作りおもちゃのおへやへ遊びに行くことも。
お散歩では、公園以外にも、宮田先生のご自宅の庭までミニトマトを観察しに行きます。 途中でご近所の方から声をかけられ、お庭を開放していただくこともあるとか。
地域から愛される存在になっているのがわかりますね。
和食中心の食事
給食は和食中心です。
みそ汁の他、高野豆腐やひじき、切り干し大根、ごまなどを使ったおかずは、牛乳や卵を使わなくてもカルシウムなどの栄養をとれるように考えられています。
朝は水分補給の際に無添加のおやつが添えられ、おやつの時間には、豆乳と手作りのおやつが出されます。
食事を文化としてとらえていることから、食器は陶器を使用し、コップもプラスチックではなくステンレスのものを採用するなど、こだわって選んでいます。
一人一人のこどものために
保護者からの要望で、LINE@でのやりとりなど新しい取り組みも始めました。
しかし、「便利だから」という理由だけで決めることはありません。「子どもにとってどうか」を一番大切に考えているとのことです。
家庭的な雰囲気の中で一人一人のペースに合わせたきめ細やかな保育がなされている、いやなが保育園。
“子どもを中心に、家庭、保育園、地域が一体となって子どもたちを見守る”という環境を求める方にはぴったりな保育園だと感じました。
詳細情報
名称 | 一般社団法人いやなが保育園 ホームページ |
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地図 | |
住所 | 〒187-0042 東京都小平市仲町563番地 |
電話番号 | 042-341-4681 |
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