美味しく楽しく元気よく!ペットシッター「わんぐりぃ」
見てください!この彩り豊かで美味しそうなお料理✨
お子さん向けにかわいらしく食べやすく工夫されたもののように見えますが…
実はこのお料理、すべて犬用なんです❗️
(アイスのように見えるものはマッシュポテトだそう)
このお料理を作ったのは
ペットシッター「わんぐりぃ」を運営している会田ゆかりさん。
犬にはドッグフードを、猫にはキャットフードを与えるのが当たり前とされている中で
ペットシッターの仕事や講座の開催を通して「ペットのための手作り食」を広める活動をしています。
ペットに手作り食を食べさせることが家族の健康にも繋がると言う会田さん。
詳しくお話しを聞いてみました。
🐶人も犬も同じものを食べています👨👩👦👦
会田さんは千葉県出身。
結婚を機に小平に住むようになり、在住歴は約20年。
会田さんとご主人、高校生の長男、中学生の次男の4人家族。
…に加えて、犬が2頭(パール♂16歳、クッキー♂7歳)とモルモットが2匹、さらに金魚もいるという大所帯です。
「人間より動物の方が多いのよねー」と笑う会田さん。
冒頭の画像は、家族である犬2頭のために用意された食事。
「犬2頭のために」とは言っても特別な材料は何も使っておらず
人間の食事と同じものを使用。
離乳食を取り分けて作るのと同じ感覚で、
味付けをなしにしているだけなんだとか。
ドッグフードを購入するより安上がりになるそうですよ。
「手作り食だと、食べっぷりが全然違うの!」
毛並みや毛艶も良くなり、寿命も数年違ってくるとか。
会田家のパール(シェットランドシープドッグ)は現在16歳。
この犬種の平均寿命は15年くらいだそう。
会田さんの手作り食の影響があるのかもしれません。
🐶手作り食との出逢い🐱
そもそも会田さんがペットのための手作り食を知ったのは約8年前。
パール(当時8歳)が尿路結石を発症した時のことでした。
結石の予防のためのドッグフードを与えるよう獣医師から指導されましたが
「予防のためのドッグフードってなに?」
「普通のドッグフードと何が違うの?」
という疑問がでてきて、自ら調べてみることに。
そんな時にネットで『冷やし中華を食べている犬の動画』を発見。
当時はドッグフードを与えていた会田さん。
「犬がこんなの食べていいの⁉︎」
と衝撃を受けたと同時に
「なにこれ面白そう!」
と、興味が湧き、そこから手作り食の勉強が始まりました。
もともと勉強熱心で、気になった事はとことん研究したいタイプ。
料理好きでもあったためどんどんのめり込み、資格(ペット食育士・犬の管理栄養士)も取得。
勉強・研究していく中で、犬だけでなく子どもの体質も食事で変わると知り即実践。
お子さんにも良い影響が出始めました。
犬も人も一緒!食事はやっぱり大事。
みんな健康で元気になったらいいな。
他の人にも伝えたい。やってみよう!
そんな想いから立ち上げたのが「わんぐりぃ」でした。
🐶「わんぐりぃ」のこと🐱
わんこの「わん」とハングリーの「グリー」を合わせて「わんぐりぃ」。
モットーは《美味しく楽しく元気よく!》
「わんぐりぃ」が請け負うことは
・散歩の代行
・留守中のペットのお世話
・犬種に合わせた手作り食の調理指導やアドバイス
など、犬猫の生活全般についてのサポートです。
鍵を預かって家の中に入って行うサポートもあるので
事前に必ず面談を行います。
冠婚葬祭や体調不良の時、小さい子がいて散歩が難しい時や
家族でゆっくり外出したい時など、気軽に利用してほしいとのこと。
手作り食を多くの人に広めたいと思ったものの
市販のフードを使っている人に突然勧めても
受け入れられにくいと気付いた会田さん。
そこで、犬猫に関われる「ペットシッター」という仕事を通して
広めていければ、と考えています。
「わんぐりぃ」を利用してから手作り食を始めた方も実際にいて変化を目の当たりにし、
その効果を改めて実感しているそうです。
実は会田さんの前職はペットフードメーカーの営業担当。
メーカーの日本撤退により退職しましたが、
当時は関東で3本の指に入るほどの営業成績!
そのため、ペットフードの原材料や添加物などにもかなり精通していて
そういった情報を伝える講座「ペットフードの全てを教えます」
の開催もしています。
この講座はこれまでに3回開催されて大好評。
zoomを使った個別開催も行っています。
2021年7月19日には新宿にて開催予定です。
講座についての詳細は「わんぐりぃ」HPをご覧ください。
🐶ペットのためにできること🐱
「手作り食をやってると、ペットロスになりにくいのかもしれない。
亡くなった後、もっとこうしてあげればよかった…と後悔することが少ない気がするの。
普段の食事は美味しいものをたくさん作ってあげたし、体調が悪い時にはプリンやゼリー、ヨーグルトみたいな食べやすいものをあげた。
最期にも好きなものを食べさせてあげられて、じゅうぶんやってあげたよねって思えるの」
会田さんは一昨年にパールの母犬ルビーを17歳で亡くしています。
そんな経験も現在の活動に繋がっているのかもしれません。
昔から犬猫にとてもモテるタイプで、お料理も好きな会田さん。
最近では「わんぐりぃ」の利用者さんからも
「ぴったりのお仕事ですね」
と言われるそう。
「この仕事は天職かもしれないと思うようになったの」
という言葉が印象的でした。
会田さんの言葉にはためらいがありません。
良いことも悪いこともはっきり伝えてくれます。
その姿勢が飼い主さんやペットにも伝わって
信頼感に繋がっているのではないでしょうか。
今後は手作り食の料理教室の開催もしてみたいとのこと。
手作り食がどんどん広まって、ペットも人間も健康で元気な家庭が
増えてほしいと思います。